公差とは許容差の最大値と最小値の差の事を言います。
JIS規格 [JIS B 0405 (1991)] 上では一般公差(普通公差)と呼ばれ、精度によって精級、中級、粗級、極粗級の4つに分かれています。それぞれ、精密部品が精級、一般金属部品が中級、樹脂部品が粗級、極粗級で基本的に使用されます。
機械を正しく作動させるためには設計段階でこの公差を正しく設定しなければなりません。例えば、精密部品なのに中級で設定したりと設定公差を間違えると部品同士が嵌合しなかったり最悪機械が故障を起こす原因となります。だからといって故障を防ぐために公差を厳しくすると加工コストが高くなります。
そのため、公差の指定は製品にとって肝となる箇所に絞って実施することがバランスを取る上で重要です。例としては図面全体の寸法精度は中級としておき、嵌合で使用する穴の公差だけH7公差に指定するなど、重要箇所だけ公差を厳しくすることで加工コストを抑えつつ精度を維持することが可能です。
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