3Dプリンター出力は造形物自体であるモデル材と、モデル材の形状を維持するためのサポート材の2種類の材料を使って造形します。全て造形し終わった後にサポート材は除去します。造形方式や素材ごとにサポート材の除去方法は異なり、中には溶剤を使用するケースもあります。
手順は下記の3つです。
熱溶解積層(FDM)方式の3Dプリンターはサポート材とモデル材と同じ素材で造形します。モデル材とサポートの間に0.1mmの隙間を空けて数箇所だけ点で接着することで、手でサポート材を除去します。
サポート材とモデル材を同じ素材で造形する場合です。サポート材の大部分は手や工具で、物理的に力を加えて除去することができますが、モデル材に近い部分はどうしても除去した跡が残ってしまうことがあります。
そこで使用するのが溶剤です。手でサポート材を取った後などに、表面をきれいにする場合はアセトンを使用します。切削や研磨に比べて見た目がつるつるになり、テカリが出ます。
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