3Dプリンターは溶かした材質を一層ずつ積層して立体を造形します。この樹脂を積層した方向のことを、積層方向といいます。3Dプリンター出力では積層方向は重要な情報です。
積層方向で変わるのは主に以下の3点です。
下の図のように、積層方向の負荷には強度がありますが、積層方向に垂直な力には弱い傾向があります。
同じ円筒を、向きを90°変えて積層すると下図のようになります。
積層の数が多いと造形時間が長くなる傾向があります。造形時間だけを考えると、図1のように高さのある形状の場合は、図2の向きで造形すると短時間で終えられます。
実際に出力する際には、強度・外観・面粗度・造形時間、サポート材の要不要を考慮して積層方向を決定します。
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