3Dデータは基本的に3DCADソフトで製作されます。3DCADソフトはカーネルと呼ばれるソフトウェアライブラリで動作しています。このカーネルはソフトウェアごとに種類が違うことが多く、ファイルの形式も異なります。そのためCAD同士で互換性に問題が発生します。このCAD同士の互換性問題を解決するのが中間ファイルです。
中間ファイルは主にSTEP、IGES、Parasolidの3種類あります。STEPはISOが規格したファイル形式で、様々な業界で使用されています。IGESはSTEPよりも歴史が古くANSI(米国国家規格協会)が規格したファイル形式で、自動車業界を中心に使用されています。Parasolidはカーネルの名称で、これで作られたCADファイルの形式を指します。
ParasolidとSTEPはソリッドデータの、IGESはサーフェスデータの受け渡しを得意とします。ソリッドデータは内部体積を持つ3Dデータで、サーフェスデータは厚みがない面で構成された3Dデータです。基本的にデータの受け渡しはソリッドデータが多いため、ファイル形式に迷ったらParasolidかSTEPにするのが無難です。
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