Additive Manufacturing(アディティブマニュファクチャリング)の略で加法製造とも呼ばれます。
3Dプリンターのように何もない状態から素材を積み上げて製造する方法です。
この製造方法には大きく分けて4つのメリットがあります。
切削加工のような減法製造では細かな修正や、仕様変更などによるカスタマイズで、プログラムの変更や加工方法を変更する必要があります。
加法製造では元データを修正するだけで良いので変更への対応も柔軟にできます。
減法製造では素材を切削切断して加工するので削られた部分はすべて廃棄物になります。
加法製造は必要な素材を積み上げていくので材料に無駄が出にくい加工法です。
エコであるだけでなく、材料費・加工時間も削減することが出来ます。
切削加工では刃物が入らない、ワークを固定することができないなどの理由で理想の設計を実現できない場面もあります。
加法製造ではそれらの制約条件が無いため、理想の形状で設計することが可能です。
また、内部構造を中空や孔部を有するラティス構造(=格子構造)にすることで軽量化したり、複数の部品を1つの部品としてまとめた設計もすることができます。
加法製造を最大限に活かす為の設計法はDfAM(Design for Additive Manufacturing)と呼ばれます。
3Dプリンター出力には、トポロジー最適化やジェネレーティブデザインといった手法があります。
これらは荷重や物体が存在しても良い空間などの条件を設定することで最適な形状を設計する手法です。
この手法を用いることで部品の軽量化や設計者の経験による既成概念にとらわれない全く新しい設計が可能です。
加法製造では3Dデータがあればすぐに造形に移ることができます。
ほとんどの3Dプリンターの3DデータはSTL形式が採用されています。
DDD FACTORYの提供する3Dプリンター出力サービスは、樹脂・金属素材から最適な加工条件での部品製作をご提案させていただきます。データがあれば最短見積もり30分以内、最短当日出荷での対応が可能です。工場の状況などにより特急納期が不可の場合もありますが、試作・製作依頼先の候補として考えていただければ幸いです。
2D図面、現物からの製作も承ります。3Dデータを用意できない環境の方や手間を減らしたい方向けに、3Dデータ作成代行オプションもご用意しております。製品開発の試作、部品の製作は当社にお任せください。材料選定のご相談から対応しております。お気軽にご相談ください。