今回はプレゼンテーション用に部品内部の構造が分かるような透明な素材で製作をしたいとのご相談での提案事例です。自社内の3Dプリンターで製作を試した結果、想定よりも仕上がりの精度が悪かったため製作先を探すことになったそうです。
今回の製作の条件は以下2つです。
実は肉厚0.3mmまで薄くなると、工業用3Dプリンターでも製作できる機械が限られる厳しい条件です。今回は透明の素材を選べ、微細形状の出力が得意な光造形方式の3Dプリンターでの出力、素材はエポキシにて提案させて頂きました。
造形後は半透明の仕上がりなので、仕上げ加工で透明処理をします。通常はサンドペーパーなどで磨いて積層の凹凸を除去して透明にします。今回は肉厚0.3mmと薄く磨き作業中に破損の危険性があるので、クリア処理で表面の凹凸を埋め透明に仕上げました。
形状によって適している造形方式や素材が変わる場合があり、形状と造形方式の相性が合わないと失敗や精度が思ったように出せないことがあります。DDD FACTORYでは最適な材料選定から形状の調整まで、一緒に考えさせて頂きます。
DDD FACTORYの提供する3Dプリンター出力サービスは、樹脂・金属素材から最適な加工条件での部品製作をご提案させていただきます。データがあれば最短見積もり30分以内、最短当日出荷での対応が可能です。工場の状況などにより特急納期が不可の場合もありますが、試作・製作依頼先の候補として考えていただければ幸いです。
2D図面、現物からの製作も承ります。3Dデータを用意できない環境の方や手間を減らしたい方向けに、3Dデータ作成代行オプションもご用意しております。製品開発の試作、部品の製作は当社にお任せください。材料選定のご相談から対応しております。お気軽にご相談ください。