iPhoneを使って簡単に3Dデータが作成できるようになりました。
iPhone12Pro,iPhone13Pro,iPadProにはLiDARセンサーが搭載されています。LiDARとは「light detection and ranging (光による検知と測距)」の頭文字をとったもので、レーザー光を照射し物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測して物体までの距離や方向を測定します。波長の短いレーザー光を使うことでより高い精度での測定ができるようになっています。
自動車の運転支援システムでも期待されている技術です。従来はレーダーやカメラでの検知が主流でしたが、これは距離の計測はできても形状把握や位置関係を検知することが難しいという課題がありました。LiDARは距離、形状、位置関係を三次元的に検知できるため、自動運転の精度を高める可能性のある技術として注目されています。
このLiDARセンサーという技術が、一部のタブレットやスマートフォンに搭載され身近に使えるようになりました。専用のアプリをインストールすれば簡単に3Dデータの作成ができるようになります。.objや.stlなどの形式の出力に対応しています。そのため、3DオブジェクトとしてUnityへのアップロードや、スライスデータを作成して3Dプリンターで出力することができます。
現時点では、現物そのままの形状を取り込むにはアプリの性能に大きく影響されます。そのため読み込んだ後にある程度の修正が必要な場合もあります。
DDD FACTORYの提供する3Dプリンター出力サービスは、樹脂・金属素材から最適な加工条件での部品製作をご提案させていただきます。データがあれば最短見積もり30分以内、最短当日出荷での対応が可能です。工場の状況などにより特急納期が不可の場合もありますが、試作・製作依頼先の候補として考えていただければ幸いです。
2D図面、現物からの製作も承ります。3Dデータを用意できない環境の方や手間を減らしたい方向けに、3Dデータ作成代行オプションもご用意しております。製品開発の試作、部品の製作は当社にお任せください。材料選定のご相談から対応しております。お気軽にご相談ください。