3Dプリンター出力により製作したものは、塗装で色を変えることができます。
形状見本の製作では、素材の色のままでも十分その役割は果たせます。さらに塗装で色を付けることでより実物に近い見本にすることができます。塗装をすると色の変化以外にも、ツヤ感などによる印象の変化も与えることができます。
塗装はFDM、光造形、粉末焼結、どの造形方法の加工品にも対応しています。
3Dプリンター出力品は基本的に単色で造形されます。素材の色はバリエーションが少なく、基本は白、黒、透明です。唯一インクジェット方式の3Dプリンターはフルカラーに対応しており、複数の色を同時に出力することができます。しかし、同じ形状を他の造形方式で製作した時に比べると2倍以上の費用になることもあります。
光造形は3Dプリンターの中でも一番滑らかな表面の仕上がりなので、特に形状見本の製作に向いています。滑らかな表面なので色ムラが少なく、綺麗に塗装できます。
※左側は素材そのまま、右側は白塗装
FDM方式では造形により積層痕が残ります。そのまま塗装するとムラができてしまうため、積層痕が目立たないように処理する必要があります。
光造形方式での造形は滑らかな表面仕上がりになります。滑らかな表面なので色ムラが少なく、綺麗に塗装できます。
素材が光硬化性樹脂であるため、耐熱温度が低く、高温で乾燥させると変形することがあります。そのため精度が必要な部品、嵌め合いがあるような部品には向きません。その上で塗装を行う場合は、塗装後に追加工で寸法を調整します。
粉末焼結方式は造形後、表面の凹凸が大きく、実際の製品と同様の色彩・質感になりにくいです。そのため、下地処理の段階で如何に表面の凹凸をなくすかがポイントです。
DDD FACTORYの提供する3Dプリンター出力サービスは、樹脂・金属素材から最適な加工条件での部品製作をご提案させていただきます。データがあれば最短見積もり30分以内、最短当日出荷での対応が可能です。工場の状況などにより特急納期が不可の場合もありますが、試作・製作依頼先の候補として考えていただければ幸いです。
2D図面、現物からの製作も承ります。3Dデータを用意できない環境の方や手間を減らしたい方向けに、3Dデータ作成代行オプションもご用意しております。製品開発の試作、部品の製作は当社にお任せください。材料選定のご相談から対応しております。お気軽にご相談ください。