3D Printer
3Dプリンター出力は、3Dデータを読み取ることで立体的な製品を作る加工方法です。
従来の加工方法とは違った特徴があり、新たな選択肢として注目されています。
3Dプリンター出力は、3Dデータの作成のみで造形を開始できるため、図面製作やその承認といった従来の工程の一部を省略することができます。そのため工程毎に発生していた待ち時間を削減することができます。また、形状によっては切削加工よりも加工時間が短くなる場合があり、切削加工で1週間かかっていたものが3日まで短縮できることもあります。条件の変更が度々起こるような試作段階では、開発期間の短縮が期待できます。
切削加工では工具が届かない箇所は加工することができませんが、3Dプリンター出力にはその制限がありません。加工品の内部を抜いた、中空構造はこの加工方法の強みで、内部構造の変更による軽量化も可能です。
3Dプリンター出力において、製作対象の形状の複雑さは、ほとんどコストに影響しません。従来分割して製作する必要のあった部品を、1つの部品として製作することができます。
これにより、これまでの設計上の制約を解消し、革新的な設計ができるようになりました。量産ベースで考えた時に「技術上不可能」とされていた設計も、この加工方法で実現性が高くなります。
切削加工などの加工方法では、1つの部品製作ごとに治具や刃物を揃える必要があります。これらにかかる費用も製品代に加算されるため、少量の加工は単価が高くなります。
3Dプリンター出力はこれらが不要なため、単価は一定です。そのため小ロットの生産に適しています。
造形方式 | 特徴 | 強度 | 表面粗さ | 代表的な材質 | 最大造形サイズ (L*W*T [mm]) |
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FDM (熱溶解積層法) | 最もポピュラーな造形方式で耐久性や耐熱性に優れています。また使用できる材質が最も多く、形状試作に多く使われます。 | ◯ | △ | ABS, Onyx, PC | 916*610*916 |
SLS (粉末焼結積層造形法) | 強度と耐衝撃性に優れています。機能検証の試作品に多く使われます。金属3Dプリンターでも使用される造形方式です。 | ◎ | × | ナイロン, PP, アルミニウム合金 |
320*320*590 |
SLA (光造形法) | 美しい表面仕上がりと高精度の造形が可能です。特に外観に優れており、サンプルや外観部品などに採用されます。 | △ | ◯ | エポキシ系樹脂 | 600*600*400 |
エンジニアと直接打ち合わせが可能です。用途に合わせた素材や加工方法のご提案もさせて頂きます。
最短即日出荷からご案内します。
樹脂・金属素材合わせて20種以上の素材の出力が可能です。
造形後の切削加工などの仕上げ加工にも対応します。
3Dデータがない状態からでも、現物や図面、イラストからデータ作成します。
組立品の嵌合調整や、既製品の設計変更にも対応します。
希望の造形物には画像・3次元測定器による精密検査を行います。
DDD FACTORYでは3Dプリンター出力に加えて、様々なご依頼に対応します。
DDD FACTORYは樹脂・金属の切削加工と3Dプリンター出力に対応しております。豊富な素材と加工方法から最適な提案をさせて頂きます。
最終製品や嵌合部品などの精度が求められるものには、仕上げ加工後に専門設備で検査を行います。
初めてのお取り引きの場合、前金にて銀行振込でのお支払いいただいております。
その後継続したお取り引きとなる場合は、お客様の希望締め日による「月間合計請求」となります。
預かったデータは専門のエンジニアによる厳正な取り扱いのもと、管理・保護しております。お預かりしたデータは、ご依頼の目的以外には一切転用いたしません。
また、造形や塗装などの後工程の一部は外部委託しておりますが、委託先とは秘密保持契約を結び、データ管理をしております。
現物やイラスト、ヒアリング情報を基に3Dデータの作成をするので、いずれもない場合でもご相談ください。図面や2DCADからも対応可能です。データの作成には別途費用を頂きます。
基本的に3Dデータの拡張子であれば、データ形式に指定はありません。
step(ステップ)かigs(アイジェス)形式で頂けるとスムーズに進みます。
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